高気圧酸素室に入るにあたって重要なこと
耳抜きについて
中耳腔、副鼻腔、肺など空気を含んだ臓器は、圧力の変化によって中の空気が膨張したり、収縮したりします。特に中耳腔は密閉された状態ですので、高気圧酸素治療では気圧を上げると同時に耳が詰まるような感覚や圧迫されるような感覚が生じます。そのまま我慢し続けると耳に強い痛みがでますが、多くの場合は耳抜きによって症状が解消されます。
耳抜きとは?
鼓膜の外側と内側に生じた圧力差を解消する方法です。 中耳腔は耳管を通じて上咽頭とつながっていますが、通常は耳管が閉じているためいるため密閉された空間となります。中耳腔に陰圧がかかった場合、意図的に耳管を開いて上咽頭へ換気する方法を耳抜きといいます。耳抜きにはいくつかの方法があり、人によって「やりやすさ」が異なります。 以下の方法を参考に、ご自身にあった耳抜き法を行ってください。
耳抜きの種類
【唾液を飲み込む】
嚥下の動作によって口蓋帆帳筋を収縮させて耳管を開放する方法です。これと似た方法で、鼻をつまんだまま唾を飲み込むトゥインビー法もあります。耳に損傷を与えにくい方法の一つです。
【水を飲む】
唾を飲む動作と同じく、嚥下の動作で耳管を開放する方法です。治療室内にはペットボトルの持ち込みが可能ですので、不安がある方はお持ちください。
【あくびをする】
あくびや顎を前後左右に動かす動作によって口蓋帆帳筋が収縮させ耳管を開放する方法です。嚥下動作をせずに耳抜きが可能となるため簡便な方法の一つですが、人によっては耳抜きできない場合もあるようです。
【バルサルバ法を行う】
鼻をつまんで口を閉じ、鼻をかむ要領でやさしく鼻に空気を送る方法です。このとき耳に圧力がかかることを意識してください。力いっぱい息んでしまうと、内耳や鼓膜を傷つける恐れがあるので注意してください。
【オトベントを使う】
オトヴェントは耳抜きをしやすくするための自己耳管通気器具です。鼻息を使って風船に空気を送りこむことで、一時的に耳管が開通し耳抜きができます。高気圧酸素治療のほか、ダイビングや飛行機搭乗時の耳痛にも用いられています。
料金
基本利用料
50分 3,000円 / 80分 4,500円
1か月パスポート(使い放題)
50分 25,000円 / 80分 35,000円
一か月家族パスポート(ご家族3人まで使い放題)
50分 35,000円 / 80分 45,000円
10回回数券(期限なし)
10回 20,000円
通常50分3,000円だが、たくさんの方に体験してもらいたいので・・・
※三回券を購入していただきます。